完成予定0.00X%のネタをこっそり呟くためのブログ。半端なままでの更新が多くともそこはそっと見守ってあげてください&応援する気持ちが芽生えたら拍手を!(管理人がむせび泣いて喜びます)
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がばりっ
「OH!! やったぞ!」
叫びながら勢いよく起き上がったのは金髪長身のイタリア人青年。普段は目蓋が半分下がり気味の垂れ目を大きく開き、淡いグリーンの瞳を喜びの色に輝かせてたその人物は、寝間着を着替えるのもそこそこに、部屋を飛び出していった。
己の体験の興奮と喜びを早く誰かに伝えたかったのだ。
「どうしたの?! スパナ!」
青年がドタバタと廊下を走っていると、少年が一人声をかけてきた。
日本人にしては色素の薄い茶色い髪のツンツン頭に、飴色のドングリ型の大きな瞳。その目を更に大きくさせて何かあったのかと驚いている。
「ああ! ボンゴレ! きいてくれ、すごいんだ!!」
声をかけてきた相手――ボンゴレこと沢田綱吉――にスパナはちょうどよいと駆け寄ると正面からその狭い両肩をがしりと掴んで言い募る。
興奮のままにゆさゆさと揺すられて、綱吉の頭は首から上が取れてしまうのではないかというほどガクガクと前後に振れた。
「ちょ! スパッ、 止め…っ?!」
「素晴らしい! ほんとに体験出来るだなんて!」
「…や、 だ…からっ ちょ、と…まっ…!」
興奮しているスパナは綱吉の制止の声に気付くことなく、口も、少年の肩を揺らす手の動きも止まらない。
瞳を小さな子どものようにキラキラ輝かせて、言葉を続ける。
「ウチ、初夢にFUJIYAMA見たんだ!」
「………はあ?!」
揺すられまくってぐちゃぐちゃの脳みそでそれでも何事かとスパナの話をなんとか聞いていた綱吉は、しかし予想外の内容に胡乱な叫びを返すのだった。
―――TAKAもNASUBIも出てきたんだ! 完璧だろう?
揺すり続けていた肩からは腕を外し、今度は遠くの何かを見つめるように斜め上の天井を見上げて握り拳を震わせ嬉しそうに語り続ける。綱吉のあきれたような視線に気付いていないのかあるいは気にならないのか、その喜びようはⅩBURNERについて語っていた時と同じようだ。
つまるところ、日本の正月初夢の縁起物『一富士、二鷹、三茄子』を見たと喜んでいるらしいスパナ。日本文化オタクである彼には、実体験できたことが余程嬉しかったらしい。
新年早々、朝早くからパジャマとナイトキャップ姿で騒いでいるスパナに何事かと心配していた綱吉にしてみれば、何事もなくて良かったと思うべきか人騒がせなと怒るべきか。遠い目をしてとりあえず「よかったね」と答えた綱吉の隣で、スパナはひとり正月のうんちくを語り始めた。
(……初夢、かぁ。)
スパナのうんちくを半分以上聞き流しながら時折適当に相づちをうってやる綱吉、その彼の初夢もまた、スパナの初夢も同じように山も鳥も食べ物もでできたある意味では『一富士』のそれではあった。
ただし綱吉の場合は………
一噴火山、二雲雀、三パイナポ
であったが。
縁起良いとはあまりにも思えないその品揃えに今年も先行き不安な綱吉だった。
暗殺部隊のボスの顔をした山から憤怒の炎が噴火し、かとおもえば鳥じゃないほうの雲雀が空から降ってきて某口癖とともにトンファーをくらい、暗転した先で特徴的な笑い声とともに青い南国果実に暗闇のなか追いかけられる夢をみて目が覚めた綱吉の元旦(笑)
今年もよろしくお願いします!
「OH!! やったぞ!」
叫びながら勢いよく起き上がったのは金髪長身のイタリア人青年。普段は目蓋が半分下がり気味の垂れ目を大きく開き、淡いグリーンの瞳を喜びの色に輝かせてたその人物は、寝間着を着替えるのもそこそこに、部屋を飛び出していった。
己の体験の興奮と喜びを早く誰かに伝えたかったのだ。
「どうしたの?! スパナ!」
青年がドタバタと廊下を走っていると、少年が一人声をかけてきた。
日本人にしては色素の薄い茶色い髪のツンツン頭に、飴色のドングリ型の大きな瞳。その目を更に大きくさせて何かあったのかと驚いている。
「ああ! ボンゴレ! きいてくれ、すごいんだ!!」
声をかけてきた相手――ボンゴレこと沢田綱吉――にスパナはちょうどよいと駆け寄ると正面からその狭い両肩をがしりと掴んで言い募る。
興奮のままにゆさゆさと揺すられて、綱吉の頭は首から上が取れてしまうのではないかというほどガクガクと前後に振れた。
「ちょ! スパッ、 止め…っ?!」
「素晴らしい! ほんとに体験出来るだなんて!」
「…や、 だ…からっ ちょ、と…まっ…!」
興奮しているスパナは綱吉の制止の声に気付くことなく、口も、少年の肩を揺らす手の動きも止まらない。
瞳を小さな子どものようにキラキラ輝かせて、言葉を続ける。
「ウチ、初夢にFUJIYAMA見たんだ!」
「………はあ?!」
揺すられまくってぐちゃぐちゃの脳みそでそれでも何事かとスパナの話をなんとか聞いていた綱吉は、しかし予想外の内容に胡乱な叫びを返すのだった。
―――TAKAもNASUBIも出てきたんだ! 完璧だろう?
揺すり続けていた肩からは腕を外し、今度は遠くの何かを見つめるように斜め上の天井を見上げて握り拳を震わせ嬉しそうに語り続ける。綱吉のあきれたような視線に気付いていないのかあるいは気にならないのか、その喜びようはⅩBURNERについて語っていた時と同じようだ。
つまるところ、日本の正月初夢の縁起物『一富士、二鷹、三茄子』を見たと喜んでいるらしいスパナ。日本文化オタクである彼には、実体験できたことが余程嬉しかったらしい。
新年早々、朝早くからパジャマとナイトキャップ姿で騒いでいるスパナに何事かと心配していた綱吉にしてみれば、何事もなくて良かったと思うべきか人騒がせなと怒るべきか。遠い目をしてとりあえず「よかったね」と答えた綱吉の隣で、スパナはひとり正月のうんちくを語り始めた。
(……初夢、かぁ。)
スパナのうんちくを半分以上聞き流しながら時折適当に相づちをうってやる綱吉、その彼の初夢もまた、スパナの初夢も同じように山も鳥も食べ物もでできたある意味では『一富士』のそれではあった。
ただし綱吉の場合は………
一噴火山、二雲雀、三パイナポ
であったが。
縁起良いとはあまりにも思えないその品揃えに今年も先行き不安な綱吉だった。
暗殺部隊のボスの顔をした山から憤怒の炎が噴火し、かとおもえば鳥じゃないほうの雲雀が空から降ってきて某口癖とともにトンファーをくらい、暗転した先で特徴的な笑い声とともに青い南国果実に暗闇のなか追いかけられる夢をみて目が覚めた綱吉の元旦(笑)
今年もよろしくお願いします!
PR
*****
同日11:00。子供達が完全に寝付いたのを確認してそっと部屋に忍び込む影一つ。重量に逆らって天井に向かう髪の毛のシルエット――綱吉だ。
暗闇の中、ごそごそと手元を探りこっちがフゥ太ので…こっちが…と声を殺しつつ確認するのはサンタクロースからの贈り物である。
明日の朝、目を覚ました子供達が枕元のプレゼントに喜びの声をあげるのを想像すると笑みがこぼれる。
綺麗にラッピングされたそれには一人一人の望みに合わせて異なる品が納められている。ランボには戦隊物のキャラクターの人形(ヒーローの方ではなく怪人のほうだった)(…あいつ何でか悪役が好きなんだよな)、イーピンには女の子らしく可愛らしい人形(いま巷で女子に人気のキャラクター物だ。確か京子ちゃんとハルが同じシリーズのストラップを持っていたと思う)。フゥ太には揃いのニット帽と手袋(いつも着けているマフラーと合いそうなデザインだ)。
どれも今日の日の為に綱吉の母親がこっそり用意した物である。奈々はよく気の利く人で、“サンタへの手紙”など書くまでもなく普段の子供達の言動から欲しいものは把握していたようで、こういう時にあらためて母の偉大さに感心してしまう綱吉だった。
そういえば綱吉も昔からクリスマスに貰うプレゼントは誰にも言っていなくても当時一番欲しいものが贈られていたものだった。(だから当時は本当にサンタクロースはいるのだと信じていたくらいだ)
(……まあ、大抵の家庭ではサンタクロースの正体はお父さんなわけだけど…。)
それでいうなら幼い頃の綱吉にとって『サンタさん(おとうさん)』は奈々であり、今、子供達の『サンタさん(おとうさん)』は綱吉自身と言うところか。それもいいな、なんてふと考えて少々照れくさそうに笑う様は本人に自覚はないが中学生にしては不似合いな父性愛が滲み出ている。
…多分本人は自分自身もまたサンタクロースからプレゼントを受け取る側だということはすっかり抜け落ちてしまっているのだろう綱吉は、翌日自分宛に届いている幾つもの贈り物に仰天して。
――――そしてそれから、年相応の笑顔で照れくさそうにはにかむのだ。
その後すぐに贈り物の品々の相場額を知って目を回すことになるのは…また別の話。
(こ、こんなの貰えないよ~~っ!!)
クリスマスからだいぶ遅刻気味ですがなんとか小話完。
ちびっこ達のお兄さんなツっ君が好き!さらにはちびっこ達のお父さんなツっ君もいいとおもうの!
でもやっぱりツっ君もまだまだ子供なんだからこーいう時には大人達がうんと甘やかしたがるといいとも思います。
ちなみにツナに届いたプレゼントはママンからは勿論九代目やディーノさんを筆頭になんか凄く豪華なものが混じっているわけです(笑)
そして…ツナの頭の中では端からカウント外なかわいそうなパパンなのでした(苦笑)
同日11:00。子供達が完全に寝付いたのを確認してそっと部屋に忍び込む影一つ。重量に逆らって天井に向かう髪の毛のシルエット――綱吉だ。
暗闇の中、ごそごそと手元を探りこっちがフゥ太ので…こっちが…と声を殺しつつ確認するのはサンタクロースからの贈り物である。
明日の朝、目を覚ました子供達が枕元のプレゼントに喜びの声をあげるのを想像すると笑みがこぼれる。
綺麗にラッピングされたそれには一人一人の望みに合わせて異なる品が納められている。ランボには戦隊物のキャラクターの人形(ヒーローの方ではなく怪人のほうだった)(…あいつ何でか悪役が好きなんだよな)、イーピンには女の子らしく可愛らしい人形(いま巷で女子に人気のキャラクター物だ。確か京子ちゃんとハルが同じシリーズのストラップを持っていたと思う)。フゥ太には揃いのニット帽と手袋(いつも着けているマフラーと合いそうなデザインだ)。
どれも今日の日の為に綱吉の母親がこっそり用意した物である。奈々はよく気の利く人で、“サンタへの手紙”など書くまでもなく普段の子供達の言動から欲しいものは把握していたようで、こういう時にあらためて母の偉大さに感心してしまう綱吉だった。
そういえば綱吉も昔からクリスマスに貰うプレゼントは誰にも言っていなくても当時一番欲しいものが贈られていたものだった。(だから当時は本当にサンタクロースはいるのだと信じていたくらいだ)
(……まあ、大抵の家庭ではサンタクロースの正体はお父さんなわけだけど…。)
それでいうなら幼い頃の綱吉にとって『サンタさん(おとうさん)』は奈々であり、今、子供達の『サンタさん(おとうさん)』は綱吉自身と言うところか。それもいいな、なんてふと考えて少々照れくさそうに笑う様は本人に自覚はないが中学生にしては不似合いな父性愛が滲み出ている。
…多分本人は自分自身もまたサンタクロースからプレゼントを受け取る側だということはすっかり抜け落ちてしまっているのだろう綱吉は、翌日自分宛に届いている幾つもの贈り物に仰天して。
――――そしてそれから、年相応の笑顔で照れくさそうにはにかむのだ。
その後すぐに贈り物の品々の相場額を知って目を回すことになるのは…また別の話。
(こ、こんなの貰えないよ~~っ!!)
クリスマスからだいぶ遅刻気味ですがなんとか小話完。
ちびっこ達のお兄さんなツっ君が好き!さらにはちびっこ達のお父さんなツっ君もいいとおもうの!
でもやっぱりツっ君もまだまだ子供なんだからこーいう時には大人達がうんと甘やかしたがるといいとも思います。
ちなみにツナに届いたプレゼントはママンからは勿論九代目やディーノさんを筆頭になんか凄く豪華なものが混じっているわけです(笑)
そして…ツナの頭の中では端からカウント外なかわいそうなパパンなのでした(苦笑)
居間の入口から聞き慣れた叫び声が飛び込んできた。見れば廊下から居間を覗き込むの綱吉の姿。首にタオルを巻いた格好で、丁度風呂上がりに通りかかったところのようだ。
「ったく、…どうせまたランボが原因なんだろ~? …ん、しょっ…と!」
「あーーーっ!! はなせ~!このっ ツナぁ!!ランボさんをはなすんだもんね~っ!!」
呆れたようにため息を吐きながら居間に足を踏み入れると、綱吉はちょろちょろと走り回り続けているランボが近くに来たところで脇の下に手を差し入れて小さな体をひょいと抱え上げてしまった。
ランボはじたばた暴れるものの、しかし成果は二本足としっぽとがぶらぶら揺れるのみ。
「ありがとうツナ兄!」
「あぁフゥ太。もう9時だぞ、…ほら!ランボもイーピンも、何が原因かしらないけど、ケンカは終わりにしてはやく寝ろよー!」
「うぅ~このダメツナめがぁ~!ツナなんてたのまれたってランボサンタ様のトナカイにしてやんないもんね~だっ」
「あっこら!暴れるなランボ!…あで! 鈴をぶん回すなっ!つーかダメツナ言うなよな!」
子供達にもう就寝するようにと注意する綱吉の腕の中で、尚もランボは暴れ続け、ついには持っていたリボンを回して綱吉の頭に鈴をぶつけだした。
綱吉はあわてて腕を伸ばして距離をとり、イーピンがランボを叱る。
「乱暴、駄目!ランボ悪イ子!!」
「そ、そーだぞっ!悪い子のところにはサンタクロース来てくれないんたぞ!」
ちゃんと友達と仲良くして、早寝するよいこじゃないとサンタクロースはプレゼントくれないんだからな!
そう言ったとたんに、ぴたりと暴れるのをやめる。
「ら、ランボさんは、いいこだもんね?! ケンカなんかしてないし、プレゼントのひとりじめもしたりしないよいこだもんね!!」慌てて“よいこ”を主張する子供の言葉に(…そんなこと考えてたのか。)とジト目になりつつ、一つ大きく息を吐くと、綱吉はランボを下ろしてやる。
「はぁ。…三人とも今日はもうケンカはなしな?歯磨きはもうしたか?…ん、よし! ちゃんとあったかくして寝るんだぞ?…それじゃあ、おやすみ!」
「晩安、綱サン!」
「おやすみ!ツナ兄~」
「ばいぶ~!」
すっかり板についてしまった就寝前の確認をして子供達を見送る。どたばたと駆け足で去る後ろ姿に、「…あ、」言い忘れを思い出して投げかける。
「トイレも忘れるなよ!」
「わかってるもんね~!」
「ったく、…どうせまたランボが原因なんだろ~? …ん、しょっ…と!」
「あーーーっ!! はなせ~!このっ ツナぁ!!ランボさんをはなすんだもんね~っ!!」
呆れたようにため息を吐きながら居間に足を踏み入れると、綱吉はちょろちょろと走り回り続けているランボが近くに来たところで脇の下に手を差し入れて小さな体をひょいと抱え上げてしまった。
ランボはじたばた暴れるものの、しかし成果は二本足としっぽとがぶらぶら揺れるのみ。
「ありがとうツナ兄!」
「あぁフゥ太。もう9時だぞ、…ほら!ランボもイーピンも、何が原因かしらないけど、ケンカは終わりにしてはやく寝ろよー!」
「うぅ~このダメツナめがぁ~!ツナなんてたのまれたってランボサンタ様のトナカイにしてやんないもんね~だっ」
「あっこら!暴れるなランボ!…あで! 鈴をぶん回すなっ!つーかダメツナ言うなよな!」
子供達にもう就寝するようにと注意する綱吉の腕の中で、尚もランボは暴れ続け、ついには持っていたリボンを回して綱吉の頭に鈴をぶつけだした。
綱吉はあわてて腕を伸ばして距離をとり、イーピンがランボを叱る。
「乱暴、駄目!ランボ悪イ子!!」
「そ、そーだぞっ!悪い子のところにはサンタクロース来てくれないんたぞ!」
ちゃんと友達と仲良くして、早寝するよいこじゃないとサンタクロースはプレゼントくれないんだからな!
そう言ったとたんに、ぴたりと暴れるのをやめる。
「ら、ランボさんは、いいこだもんね?! ケンカなんかしてないし、プレゼントのひとりじめもしたりしないよいこだもんね!!」慌てて“よいこ”を主張する子供の言葉に(…そんなこと考えてたのか。)とジト目になりつつ、一つ大きく息を吐くと、綱吉はランボを下ろしてやる。
「はぁ。…三人とも今日はもうケンカはなしな?歯磨きはもうしたか?…ん、よし! ちゃんとあったかくして寝るんだぞ?…それじゃあ、おやすみ!」
「晩安、綱サン!」
「おやすみ!ツナ兄~」
「ばいぶ~!」
すっかり板についてしまった就寝前の確認をして子供達を見送る。どたばたと駆け足で去る後ろ姿に、「…あ、」言い忘れを思い出して投げかける。
「トイレも忘れるなよ!」
「わかってるもんね~!」
12月24日。クリスマス・イブの夜、沢田家では居候の子供達がどたばたとはしゃぎ回っていた。
シャンシャンッ シャンシャンッ
ランボが走るその度に、大きく振り回されるその手に持った赤いリボンに結ばれた鈴が高い音色を鳴らしている。
「へへ~ん♪ オレっち、サンタだもんね~! イーピンとフゥ太はトナカイにしてやるぞー!よろこべーぇ!!」
「え~~!?やだよ~!ボクだってサンタさんがいいよー!」
「ランボ、我儘駄目っ!」
夕食の片付けも終え、すっきりとしたテーブルの上に仁王立ちして胸を張るランボの科白にフゥ太とイーピンは不平を唱えた。しかしランボは口を横に大きく広げて歯を見せると、
「イーっ!だもんね!ランボさんがサンタったらサンタなんだもんね~っ!!
オレっち、サンタだからプレゼントはみーんなランボサンタ様のものなんだもんね~♪2人はヒヒーンッてランボサンタ様のソリをひけばいいだじょ!」
オレっち~サンタ♪イーピンはトナカイ~♪フゥ太もトナカイ~♪
そう言ってガハハと笑いながら自作の歌を歌い居間中を走り回る。
そんなランボの態度にますます憤然としたイーピンが後を追い、そのままおいかけっこのはじまりだ。
「もう!…せっかくのクリスマスなのにいつもこう(ケンカ)なんだからぁ」その様子を困ったようなあきれたような膨れっ面で眺めながら、フゥ太はため息をついていると。
「わっ なに?またケンカかー?!おまえら」
続きます。
終わらなかったけど眠いのでいったん切ります。
シャンシャンッ シャンシャンッ
ランボが走るその度に、大きく振り回されるその手に持った赤いリボンに結ばれた鈴が高い音色を鳴らしている。
「へへ~ん♪ オレっち、サンタだもんね~! イーピンとフゥ太はトナカイにしてやるぞー!よろこべーぇ!!」
「え~~!?やだよ~!ボクだってサンタさんがいいよー!」
「ランボ、我儘駄目っ!」
夕食の片付けも終え、すっきりとしたテーブルの上に仁王立ちして胸を張るランボの科白にフゥ太とイーピンは不平を唱えた。しかしランボは口を横に大きく広げて歯を見せると、
「イーっ!だもんね!ランボさんがサンタったらサンタなんだもんね~っ!!
オレっち、サンタだからプレゼントはみーんなランボサンタ様のものなんだもんね~♪2人はヒヒーンッてランボサンタ様のソリをひけばいいだじょ!」
オレっち~サンタ♪イーピンはトナカイ~♪フゥ太もトナカイ~♪
そう言ってガハハと笑いながら自作の歌を歌い居間中を走り回る。
そんなランボの態度にますます憤然としたイーピンが後を追い、そのままおいかけっこのはじまりだ。
「もう!…せっかくのクリスマスなのにいつもこう(ケンカ)なんだからぁ」その様子を困ったようなあきれたような膨れっ面で眺めながら、フゥ太はため息をついていると。
「わっ なに?またケンカかー?!おまえら」
続きます。
終わらなかったけど眠いのでいったん切ります。
『今日は特別な日だから』
そう言って女は微笑んだ。食卓に並ぶ品は普段よりもひとつふたつほど質が良く、ささやかながらも飾り付けられた室内も何処か明るいく暖かにみえる。やがて家の戸を優しく叩く音がして、客の訪れを報せる。耳に馴染んだ鈍い音を軋ませて開いた其所からは、やさしげな眼をした男が顔を覗かせ、自分の名を呼びながら腕(かいな)を広げて笑む。その中に包まれて抱き締められて頬にキスを受けて、それから渡される綺麗な紙と柔らか帯に覆われた包み。そして――――
ぱちり。
目蓋を持ち上げれば、薄い肉壁に塞がれていた赤色が空気に触れる。その赤の視界に写り込むのは白い天井と光を反射するシャンデリア。沈み込む背中の弾力は馴れた革のもので、土足の脚で乗り上げた卓上には琥珀色のグラスが一つ。
瞬きひとつの間もなく現状を思い出す。現在地はボンゴレヴァリアー本部、その指令室。ちらと視線だけで時刻を確認すれば、そろそろ部下達が仕事を済ませて帰ってくる頃合いだろう。どうやら報告を待つ合間に少々寝入ってしまっていたようだ。
暗殺部隊のボスなどといっても平和なもので、自ら手を下す事などそうそうなく部下の報告を受けたり書類にサインをしたりとつまらない事務仕事が主である(それもXANXUSが目を通すのは幹部クラスの分のみ、それ以下はその幹部連中に押し付けているので尚更だ)。
今のように報告を待つ時間ほど無駄かつ暇なものはないが(ヴァリアーの任務に『失敗』などというものは存在しないのだから)、上司たる自分は報告を待たねばならぬ義務がある。
持て余した暇を潰す手段など銀色の部下に物を投げつけるか寝るかのどちらかで、だから彼にとっては居眠りなど些末なことのはずだったのだが…
――――チッ、
行儀悪く舌打ちをしてXANXUSはもとから鋭い眼をさらに細める。
目覚めが好いとは言い難く、しかし八つ当たるにもその対象が今は傍にない。
(…カスが!!)
任務でこの場にいない相手に役立たずめと毒づく。上司の中で標的としての認識が確定されてしまっている剣士にしてみればまったくもって理不尽な怒りである。
当たる相手もなく仕方がないと代わりにむしゃくしゃした気持ちのままにグラスを煽る。しかし氷が溶け薄まったそれは温く不味い。気分は更に降下した。
「……………、くそったれ、」
額に落ちる前髪を乱雑にかきあげ吐き捨てるように呟いてみるも、それは普段の彼と比べればなんとも弱い響きをしていた。
馬鹿馬鹿しい――あんな夢など、その一言に尽きるではないか。
そのはずなのに、脳裏には夢の残り火が燻り、望みもしないのに無意味に意識を寄らせようとする。
下らない女。そんな女のもとで下らない妄言を信じきっていた下らない子供。…それは、塵も残さず燃やし尽くし葬りさった下らない過去ではあるが、その灰の記憶の中にすらあんなものは存在しない。
あの場所での暮らしはささやかな祝いのためにできる出費の余裕などあるはずもなく、その日に子供を訪ねてくる男などそれこそ夢物語。(居もしない父親なんて、来れるはずもない)
(だが、“今日は特別な日だ”…それは確かにあの女がその日になれば必ず口にした言葉ではあった――偉大なるボンゴレ九代目との子供を授かった特別な日だ――と、物心がついた頃から繰り返し。)
大体、自分だってあんなガキのままごとのようなもの、けして望んでなどいなかった。ボンゴレ十代目になるべき男ならばこんな掃き溜めのような場所などではなく相応しい場所で立場に見合った盛大な祝いを受けるものと思い、そしてボンゴレに引き取られてからはその様に扱われてその日を過ごしていたのである。
だから、あんな風に自分の生まれた日を祝われた覚えなどないはずで。
――――あんな風に祝われたかったなどという馬鹿なこと、あるはずがない。(夢は願望を写す、なんて!!)
夢の影を振り払うように己に言い聞かせていると、見知った存在が近づいてきたことに気付き意識を平静に引き上げる。
足音もなく気配もないのは暗殺者として当然のことであるが、しかしそれでも察することができるのは自分の実力故か、それとも相手の修行不足か。まあそれ以前に――
「う゛お゛ぉぉぉい!!帰ったぜぇ―――、っ!!」
ガツンッ … カシャ、ン。
ノックもなしに扉を開けた銀色の剣士の額に、入室と同時に手元のグラスを無造作に投げつける。
――…それ以前に、この夜中という時間帯を考慮に入れない騒音が問題である。(暗殺者ならもっと静かにひっそり行動してみせろ。)
そんなことを考えつつ先程できなかった八つ当たりも兼ねて挨拶がわりの嫌がらせを実行するXANXUS。
一方スクアーロは、上司の挨拶がわりの暴力に毎度のことながら一応何すると文句を言いつつ、しかし投げつけられたものが空のグラスであったことにおや?と思った。普段ならばブランデー入りのまま投げつけられて髪がベトベトになるか、あるいはグラスではなくボトルが飛んでくるのだが。
まぁ受ける側としてはレベルが軽度なことに文句などないと、気にせず本来の目的(任務報告)を果たす。
「――――とまぁ、以上だぜぇ。特に問題もなく任務終了だぁ。」
「ふん」
そういって報告を締めくくるスクアーロにXANXUSは当然だと鼻を鳴らす。
下がれと無言で示せば、去り際に「あぁそうだぁ…」ヒラリ、小さな封筒のようなものを投げ渡される。
「?」
「せっかくだから行ってやれよぉ。…たまには素直になってなぁ」
封筒を開けながら言われた内容に、中身に目を通してすぐさま今度こそブランデーの瓶を投げつけた時には、銀の背中は一瞬の差で扉の向こうに消えたあとだった。
「…カス鮫め。」
チッ、と本日何度目かの舌打ちをして封筒に納められていた一枚のカードを放る。
磨きあげられたデスクの上を滑るそれは、達筆な字で一言添えられたバースデーカード。
――――Buon Compleanno. Mio figlio.
九代目からの、(父親から息子への、誕生祝いの招待状)。
毎年、欠かさず送られてきたカード。贈られてきた言葉。(氷の揺籠で、眠りにつくその前も…その後も。)
一度も返されなかった返信、それでも変わらずに。(不器用に)(暖かに)
遠いあの日、
こどもが、
望んだならば。
答えていれば、
迎えられたのだろうか。
寒さに(孤独に)震える幼い身を、
あたたかな腕で包み込んで。
(それは、いまでも?)
――――それは、いつまでも。
標的236ネタ。シリアス。
現時点で書きたいシーンのみで、他は状況説明としてメモ書き程度だったりします。
ハルと京子のボイコット宣言後、女性陣は立て籠りを開始。
ツナが途方にくれているとそこに装置の移動を終えた正一とスパナがアジトへやってきます。
事情を聞いた正一は、「なるほどねぇ…」と相槌をうち女子の行動に感心したような態度をとりますが、そんな正一の態度に食って掛かるツナ。
「もう!入江君!!感心してる場合じゃないですよ!?」
京子ちゃんやハルをマフィアに巻き込むなんて、絶対に絶対にだめだ!!と、ただでさえ以前のヴァリアー戦で守護者として山本や了平を巻き込んでしまったことを未だに納得しきれていないツナは、この上彼女達まで巻き込むのは絶対に嫌だと頑なに言い続けます。
一方、なんでそんなに頑なになるのかなぁと頭をかく正一。
状況に混乱し気持ちの整理がうまくついていないツナは、正一に怒りをぶつけます。
「なんだよっ!…大体、入江君達が京子ちゃんたちまで未来に連れてきたりしなければこんなことにはならなかったんじゃないか…っ!」
「そんなこと言われても…前にも言ったけど、それは仕方なかったんだよ…この時代の綱吉君だって色々考えて決めたことで…」
「そんなのっ!何度言われたって納得なんてできないよ…!!」
正一の言葉を遮るように叫ぶ。
その顔は、くしゃりと歪んでいて今にも泣き出しそうな、悔しそうな、悲しそうなものだった。
握った拳が小刻みに震えている。
「守らなきゃいけないのに…守りたいのに…そのはずなのに……ぜんぜん、オレなんかじゃ守れないんだ……」
思い出すのはメローネ基地で見せ付けられた真6弔花の力…白蘭との圧倒的なまでの力の差。
――――そして、正しく開匣することさえできていない自分の匣。
大丈夫。もうすぐ。信じて。先程彼女達に言ったその言葉は、まるで自分自身に言い聞かせてるみたいだった。
安心させたかったはずなのに、あの時巧く笑えてたかどうかすらわからない。
今の自分のままで、本当にみんなを無事に過去に帰してあげられるのか――守れるのか。
…覚悟は、心は、強く決まっているのに、実際にはなんて不甲斐ないダメツナなのだろうか。
「………こんな状態で、京子ちゃん達に全部教えるなんて…そんなの今よりずっと不安にさせるだけじゃないか…」
顔をふせて弱々しく呟く綱吉の姿に、正一はあらためてこの沢田綱吉は自分の知るドン・ボンゴレではなくまだ14歳の少年なのだと実感する。…そんな子どもに世界の命運も何もかもを賭けて…いや、背負わせているのだと。
(………それでも、この子は綱吉君だ。いまだ未完成で…そして未知数な、可能性に満ちた大空の継承者…この時代の彼自身が信じ、託した相手)
途中だけど眠いのでここまで! orz
暇があれば続きも書きにきます。
現時点で書きたいシーンのみで、他は状況説明としてメモ書き程度だったりします。
ハルと京子のボイコット宣言後、女性陣は立て籠りを開始。
ツナが途方にくれているとそこに装置の移動を終えた正一とスパナがアジトへやってきます。
事情を聞いた正一は、「なるほどねぇ…」と相槌をうち女子の行動に感心したような態度をとりますが、そんな正一の態度に食って掛かるツナ。
「もう!入江君!!感心してる場合じゃないですよ!?」
京子ちゃんやハルをマフィアに巻き込むなんて、絶対に絶対にだめだ!!と、ただでさえ以前のヴァリアー戦で守護者として山本や了平を巻き込んでしまったことを未だに納得しきれていないツナは、この上彼女達まで巻き込むのは絶対に嫌だと頑なに言い続けます。
一方、なんでそんなに頑なになるのかなぁと頭をかく正一。
状況に混乱し気持ちの整理がうまくついていないツナは、正一に怒りをぶつけます。
「なんだよっ!…大体、入江君達が京子ちゃんたちまで未来に連れてきたりしなければこんなことにはならなかったんじゃないか…っ!」
「そんなこと言われても…前にも言ったけど、それは仕方なかったんだよ…この時代の綱吉君だって色々考えて決めたことで…」
「そんなのっ!何度言われたって納得なんてできないよ…!!」
正一の言葉を遮るように叫ぶ。
その顔は、くしゃりと歪んでいて今にも泣き出しそうな、悔しそうな、悲しそうなものだった。
握った拳が小刻みに震えている。
「守らなきゃいけないのに…守りたいのに…そのはずなのに……ぜんぜん、オレなんかじゃ守れないんだ……」
思い出すのはメローネ基地で見せ付けられた真6弔花の力…白蘭との圧倒的なまでの力の差。
――――そして、正しく開匣することさえできていない自分の匣。
大丈夫。もうすぐ。信じて。先程彼女達に言ったその言葉は、まるで自分自身に言い聞かせてるみたいだった。
安心させたかったはずなのに、あの時巧く笑えてたかどうかすらわからない。
今の自分のままで、本当にみんなを無事に過去に帰してあげられるのか――守れるのか。
…覚悟は、心は、強く決まっているのに、実際にはなんて不甲斐ないダメツナなのだろうか。
「………こんな状態で、京子ちゃん達に全部教えるなんて…そんなの今よりずっと不安にさせるだけじゃないか…」
顔をふせて弱々しく呟く綱吉の姿に、正一はあらためてこの沢田綱吉は自分の知るドン・ボンゴレではなくまだ14歳の少年なのだと実感する。…そんな子どもに世界の命運も何もかもを賭けて…いや、背負わせているのだと。
(………それでも、この子は綱吉君だ。いまだ未完成で…そして未知数な、可能性に満ちた大空の継承者…この時代の彼自身が信じ、託した相手)
途中だけど眠いのでここまで! orz
暇があれば続きも書きにきます。
考えはしたけども小ネタ止まりだったホワイトデーのネタ。
*****
小ネタ1●綱吉と正一と白いあいつ
「うーんうーん」
「…あれ?綱吉君?どうしたんだい、何唸ってるの?」
「…あ、入江君。 いやぁその…この間のバレンタインのお返しをどうしようかなぁって悩んでたんです…」
「悩む?…普通にお菓子でも返せばいいんじゃないのかい?」
「それはそうなんだけど―――ほら、バレンタインといえばチョコだけど、ホワイトデーのお菓子って色々あるから…クッキーとかキャンディとか」
「ああ、そう言えば」
「あと代表的なのはマシュマ「ぐふぅおぁ!!」ロか…な…ってえぇぇえ!!?
い、入江君?!突然どうしたの!!?」
「ゲホっ…ごほッ…いや、な…んでも…………………ないよ。」
「そ、そう…ですか?(ならその間は一体!?)」
「うん…ごめんね、驚かせたね…」
「…いや、いいですけど」
「…ほんと…なんでもないんだ…なんでも……マ…マシマロ……白蘭サン………マシマロ……(ぶつぶつ)」
「…………(よ、よくわかんないけどマシュマロはやめておこう…)」
(きっとこの入江君はマシマロのことで白蘭と何かトラウマがあるのでせう/苦笑)
*****
小ネタ2●綱吉とスパナと甘いあいつ
「(マシュマロはナシ…クッキーかキャンディ…うーん、やっぱどっちかと言えば)…キャンディのほうがぽい…よなぁ」
「キャンディがどうしたんだ?ボンゴレ」
「えっ?! あ、…スパナ」
「キャンディほしいのか?…ならコレやる…ほい」
「あ、ありがとう………て!いや、ちがくて…」
「ん?…市販のヤツはあんまりおすすめしないぞ…? あれは変な添加物とか入ってたりするから健康によくない」
「へ~…そうなんだ…」
「ウチのは味も栄養バランスも考えた自慢の材料だから安心だ」
「あぁ、手作りなんだっけ」
「うん。だから安心して食え、ボンゴレ」
「うん。いただきま……て!だから違うんだって! オレが食べるんじゃなくて!!」
「ん?…何が?」
「いや、だから、ホワイトデーにあげるバレンタインのお礼をキャンディにしようかな…て話だったんだけど」
「…………ふむ。そうなのか。……いくつほしいんだ?」
「…え?いくつって何が?」
「飴ならいくらでもあるからな。そのこ等のぶんの飴がほしいならやるぞ。いくつだ?」
「あ~…(そういうことか~……でもさすがにホワイトデーの飴にスパナのあの飴は…ちょっと…)………」
「……ボンゴレ?」
「あ、えと、せっかくだけど遠慮しとくよ…?
ほら、やっぱお礼だしオレが自分で用意したいし…あははっ」
「ふむ。そうか、がんばれよ。」
「あ、うん。ありがとう」
(多分このあと材料とか道具とか借りてツっ君飴つくりに挑戦/しかし結局固める段階でスパナ型しかないことが判明して無意味に終わる)
*****
小ネタ1●綱吉と正一と白いあいつ
「うーんうーん」
「…あれ?綱吉君?どうしたんだい、何唸ってるの?」
「…あ、入江君。 いやぁその…この間のバレンタインのお返しをどうしようかなぁって悩んでたんです…」
「悩む?…普通にお菓子でも返せばいいんじゃないのかい?」
「それはそうなんだけど―――ほら、バレンタインといえばチョコだけど、ホワイトデーのお菓子って色々あるから…クッキーとかキャンディとか」
「ああ、そう言えば」
「あと代表的なのはマシュマ「ぐふぅおぁ!!」ロか…な…ってえぇぇえ!!?
い、入江君?!突然どうしたの!!?」
「ゲホっ…ごほッ…いや、な…んでも…………………ないよ。」
「そ、そう…ですか?(ならその間は一体!?)」
「うん…ごめんね、驚かせたね…」
「…いや、いいですけど」
「…ほんと…なんでもないんだ…なんでも……マ…マシマロ……白蘭サン………マシマロ……(ぶつぶつ)」
「…………(よ、よくわかんないけどマシュマロはやめておこう…)」
(きっとこの入江君はマシマロのことで白蘭と何かトラウマがあるのでせう/苦笑)
*****
小ネタ2●綱吉とスパナと甘いあいつ
「(マシュマロはナシ…クッキーかキャンディ…うーん、やっぱどっちかと言えば)…キャンディのほうがぽい…よなぁ」
「キャンディがどうしたんだ?ボンゴレ」
「えっ?! あ、…スパナ」
「キャンディほしいのか?…ならコレやる…ほい」
「あ、ありがとう………て!いや、ちがくて…」
「ん?…市販のヤツはあんまりおすすめしないぞ…? あれは変な添加物とか入ってたりするから健康によくない」
「へ~…そうなんだ…」
「ウチのは味も栄養バランスも考えた自慢の材料だから安心だ」
「あぁ、手作りなんだっけ」
「うん。だから安心して食え、ボンゴレ」
「うん。いただきま……て!だから違うんだって! オレが食べるんじゃなくて!!」
「ん?…何が?」
「いや、だから、ホワイトデーにあげるバレンタインのお礼をキャンディにしようかな…て話だったんだけど」
「…………ふむ。そうなのか。……いくつほしいんだ?」
「…え?いくつって何が?」
「飴ならいくらでもあるからな。そのこ等のぶんの飴がほしいならやるぞ。いくつだ?」
「あ~…(そういうことか~……でもさすがにホワイトデーの飴にスパナのあの飴は…ちょっと…)………」
「……ボンゴレ?」
「あ、えと、せっかくだけど遠慮しとくよ…?
ほら、やっぱお礼だしオレが自分で用意したいし…あははっ」
「ふむ。そうか、がんばれよ。」
「あ、うん。ありがとう」
(多分このあと材料とか道具とか借りてツっ君飴つくりに挑戦/しかし結局固める段階でスパナ型しかないことが判明して無意味に終わる)
…というかちゃんとした会話にしたら完成の目処がたたなかったから止めたんだけど。
出番の削られてしまったヒバリさんとツナの応接室でのやりとり。
もったいないからここに曝す。途中のまんまです。
後日、学校で山本達とその時のことを話していたらヒバリさんに声をかけられた。
「その話、本当なの。」と話の真偽を確かめられて(質問してるはずなのになんで疑問形じゃないんだろう、その威圧感がコワイデス)、こちらに過失はないはずだと思うけどもしかしなくても自分のペットに変なもの食わせるなとか文句つけられるのだろうかとビビる。
(ヒバリさんならそんな理不尽もありえる気がしたけど)嘘ついても後が怖いのでトンファーを食らう覚悟で正直に頷くと、なぜか咬み殺されずに応接室まで連行された。
応接室に着いたとたんに待つようにと告げて、奥に行ってしまったヒバリさん。
オレはわけがわからないまま入口に突っ立っていたら、戻ってきたヒバリさんに奇妙な顔をされて、座るように勧められた。
仕方がないので恐縮しつつソファーに座ると、ヒバリさんはオレの前にあるものを差し出す。
それは、あのときヒバードがランボから奪っていったお菓子包みの一つだった…元の形よりだいぶ悲惨な状態になってはいるけど。
「?…あのぉ…ヒバリさん、?」
意味がわからず、おずおず声をかけるとヒバリさんはしかめ面で口を開く。「これ、」
「君のとこからあのこが持って帰ってきたやつで合ってる?」
「へ?!」
「…どうなの」
「えっ、ああっと…そうです!けど…それが何か?」
尋ねるとヒバリさんはむっつりと黙りこんでしまった。
(え?!ええ?!!なんなの?!!オレ何か間違った?!)
機嫌を損ねてしまったんだろうか。内心はらはらしつつ、黙ってヒバリさんの次の行動を待っていると。
「これ、くれない?」
ぼそっと告げられた言葉に、最初、聞き間違いかと耳を疑った。
「ちょっと、聞いてるの?――これとおんなじのを持ってきてって言ってんだけど」
やっぱり聞き間違いではないらしい。
ここまでで断念しました(爆)
補足。
雲雀さんはヒバードのご機嫌うかがいにケーキを手に入れたいんだけど、あきらかに手作りっぽいので作ったひとを探してました。
ツナの話からヒバードの入手経緯を知ったものの、小鳥のご機嫌うかがいのために欲しいとかちょっと恥ずかしいから言いたくなくてぶっきらぼうになってます。
ツナの方は、あの(強調)ヒバリさんにケーキ欲しいとか言われてちょっぴり混乱。
…そんなかんじです。
出番の削られてしまったヒバリさんとツナの応接室でのやりとり。
もったいないからここに曝す。途中のまんまです。
後日、学校で山本達とその時のことを話していたらヒバリさんに声をかけられた。
「その話、本当なの。」と話の真偽を確かめられて(質問してるはずなのになんで疑問形じゃないんだろう、その威圧感がコワイデス)、こちらに過失はないはずだと思うけどもしかしなくても自分のペットに変なもの食わせるなとか文句つけられるのだろうかとビビる。
(ヒバリさんならそんな理不尽もありえる気がしたけど)嘘ついても後が怖いのでトンファーを食らう覚悟で正直に頷くと、なぜか咬み殺されずに応接室まで連行された。
応接室に着いたとたんに待つようにと告げて、奥に行ってしまったヒバリさん。
オレはわけがわからないまま入口に突っ立っていたら、戻ってきたヒバリさんに奇妙な顔をされて、座るように勧められた。
仕方がないので恐縮しつつソファーに座ると、ヒバリさんはオレの前にあるものを差し出す。
それは、あのときヒバードがランボから奪っていったお菓子包みの一つだった…元の形よりだいぶ悲惨な状態になってはいるけど。
「?…あのぉ…ヒバリさん、?」
意味がわからず、おずおず声をかけるとヒバリさんはしかめ面で口を開く。「これ、」
「君のとこからあのこが持って帰ってきたやつで合ってる?」
「へ?!」
「…どうなの」
「えっ、ああっと…そうです!けど…それが何か?」
尋ねるとヒバリさんはむっつりと黙りこんでしまった。
(え?!ええ?!!なんなの?!!オレ何か間違った?!)
機嫌を損ねてしまったんだろうか。内心はらはらしつつ、黙ってヒバリさんの次の行動を待っていると。
「これ、くれない?」
ぼそっと告げられた言葉に、最初、聞き間違いかと耳を疑った。
「ちょっと、聞いてるの?――これとおんなじのを持ってきてって言ってんだけど」
やっぱり聞き間違いではないらしい。
ここまでで断念しました(爆)
補足。
雲雀さんはヒバードのご機嫌うかがいにケーキを手に入れたいんだけど、あきらかに手作りっぽいので作ったひとを探してました。
ツナの話からヒバードの入手経緯を知ったものの、小鳥のご機嫌うかがいのために欲しいとかちょっと恥ずかしいから言いたくなくてぶっきらぼうになってます。
ツナの方は、あの(強調)ヒバリさんにケーキ欲しいとか言われてちょっぴり混乱。
…そんなかんじです。
※注意!!!
ものすごくパラレル?な話です。でもある意味パラレルじゃない。(どっち)
そしてある意味で、にょた化(!)
ていうか、かてきょーひっとまんリ●ーンなのかも非常に怪しいくらいな話。
でも書いた人的には、りぼーん。
そんな感じでもよろしければ、スクロールどうぞ↓
ひっく、ひっく、
自分の腹にしがみついて泣く息子に、母親はよしよしと優しくその頭を撫でてやる。
そうすると子供は、ぎゅう、と握りしめる拳に更に力を込めるから、握られた服に皺が寄る。
けれどもそんなことは気にもしないでそっと甘い声で囁く。
この子がこれほどぐずることはとても珍しいのだ。うんと甘やかしてあげたい。
「…どうしたの?」
「…ふっ、っひぐ、……あの、ね…」
しばらく撫で続けてあげていると、少し落ち着いたのかおずおずと口を開いた。
「…こわいゆめ、みたの…」
それは真夜中に泣きながら布団にもぐり込んで来た事からも既に察せられていたことだったが、母親は何も言わずただ息子を撫で続ける。
「…ぼく…まっくらなばしょに、ひとりぼっちで………それから、いたくて…くるしくて…、」
ぽつりぽつり、子供はたどたどしく夢の内容らしき話を語りはじめる。
子供の話は抽象的で、しかし同時に子供らしい恐怖心にあふれた内容といえるものだった。
言葉をつむぎながら夢の恐怖を思い出してかカタカタと小さく震える。
「ふぐっ……それで、ね…しんじゃう、のっ!、……でも、また、…べつの、ぼくになってて…また、まっくら、で……………、」
震えながらそれでも話し続ける子供は、だがやがて様相を変える。その鮮やかな青色の瞳を虚ろにして、次第に口調までも変わっていく。
「まっくらで、でもそこにはこわいものがたくさんで…、………こわい?いや違う!!醜く、愚かで醜悪だ!!そして僕はまた、廻るんだ…!!…何度も、何度も、なんども、なんどもなんどもなんどもなんどもなんども!!!!」
狂ったように叫ぶ。
いつの間にか、小さな手が右目を押さえつけている。その指に力が込められ肉に食い込もうとする前に、白く細い指先が伸びてきて止めた。
びくり。瞬間、子供は体を跳ねさせて、そして電池が切れたように黙り動かなくなる。
「大丈夫、…だいじょうぶだよ」
子供特有の小さく柔い手のひらを自らの手の内に包みこみ、そう囁いた母親は、子供の一連の変貌にはまるで気にする素振りも見せずに、ただ静かに子供を膝に抱き上げる。
そして小さな体を抱き込み、安心させるように背中をそっと叩いた。
とん…とん…とん…
ゆっくりとした一定のリズムと与えられる温もりに、見開いたまま固まっていた子供の目蓋が落ちる。
――――…あぁ、あたたかい…
その目が完全に閉じきる直前、
「ねぇ、かあさん…ぼくは、ぼく、だよね…?」
ぽつりと溢された小さな呟きに応えはなく。…ただ、さらりと髪を梳き撫でる手のやさしい感触が肯定してくれているようで、そっと微笑み眠りに落ちた。
*****
すぅすぅと静かな寝息をたてる子供の頬をそっとなぜながら、目を細める。
穏やかな寝顔――いまは幸せな夢を見れているだろうか。
――――忘れなさい。
目許に残る涙を拭い、子供の耳許でそっと囁く。
その拍子にふわりと彼女の柔らかな栗色の髪先が触れたらしい子供は、擽ったそうに身動ぎをして、けれども目覚めることはなく、胸元に擦り寄るようにしてまるくなってやさしい微睡みの世界の中。
そのあどけない様子に、自然と唇に笑みが浮かぶ。
眠りについて重くなった身体を己の腕の中から布団の中に移そうとして…服をしっかりと握りしめて話さない相手の手に気づき苦笑を漏らす。
その手を無理矢理ほどくようなことはせずに共に横になりながら、風邪を引かないように上掛けをしっかりと掛けて。
目許に落ちた子供の青みがかった髪を直してやり、右目の目蓋に触れるか触れないかのキスを落とした。
「苦しいことも、辛いことも…それは、みんな幻だよ。」
翌朝覚醒したら、夢の内容も先程の遣り取りも、すべて子供は覚えていないことだろう。
当然だ、…無いものを覚えておく必要などないのだから。
――――その痛みは、幻。ありもしない幻の傷。
忘れなさい。捨てなさい。
遠き、古き、まほろばの記憶は。
絶望と辛苦と悲哀の旅は、遠い記憶の果てに、既に終わりを得た。
…今度こそ、おまえは幸せになっていいんだよ。
(…骸、)
(俺の、)私の、かわいい無垢なる子…
ファントムペイン(幻肢痛)…失った体の一部が、あたかも存在するかのように痛むこと。
ものすごくパラレル?な話です。でもある意味パラレルじゃない。(どっち)
そしてある意味で、にょた化(!)
ていうか、かてきょーひっとまんリ●ーンなのかも非常に怪しいくらいな話。
でも書いた人的には、りぼーん。
そんな感じでもよろしければ、スクロールどうぞ↓
ひっく、ひっく、
自分の腹にしがみついて泣く息子に、母親はよしよしと優しくその頭を撫でてやる。
そうすると子供は、ぎゅう、と握りしめる拳に更に力を込めるから、握られた服に皺が寄る。
けれどもそんなことは気にもしないでそっと甘い声で囁く。
この子がこれほどぐずることはとても珍しいのだ。うんと甘やかしてあげたい。
「…どうしたの?」
「…ふっ、っひぐ、……あの、ね…」
しばらく撫で続けてあげていると、少し落ち着いたのかおずおずと口を開いた。
「…こわいゆめ、みたの…」
それは真夜中に泣きながら布団にもぐり込んで来た事からも既に察せられていたことだったが、母親は何も言わずただ息子を撫で続ける。
「…ぼく…まっくらなばしょに、ひとりぼっちで………それから、いたくて…くるしくて…、」
ぽつりぽつり、子供はたどたどしく夢の内容らしき話を語りはじめる。
子供の話は抽象的で、しかし同時に子供らしい恐怖心にあふれた内容といえるものだった。
言葉をつむぎながら夢の恐怖を思い出してかカタカタと小さく震える。
「ふぐっ……それで、ね…しんじゃう、のっ!、……でも、また、…べつの、ぼくになってて…また、まっくら、で……………、」
震えながらそれでも話し続ける子供は、だがやがて様相を変える。その鮮やかな青色の瞳を虚ろにして、次第に口調までも変わっていく。
「まっくらで、でもそこにはこわいものがたくさんで…、………こわい?いや違う!!醜く、愚かで醜悪だ!!そして僕はまた、廻るんだ…!!…何度も、何度も、なんども、なんどもなんどもなんどもなんどもなんども!!!!」
狂ったように叫ぶ。
いつの間にか、小さな手が右目を押さえつけている。その指に力が込められ肉に食い込もうとする前に、白く細い指先が伸びてきて止めた。
びくり。瞬間、子供は体を跳ねさせて、そして電池が切れたように黙り動かなくなる。
「大丈夫、…だいじょうぶだよ」
子供特有の小さく柔い手のひらを自らの手の内に包みこみ、そう囁いた母親は、子供の一連の変貌にはまるで気にする素振りも見せずに、ただ静かに子供を膝に抱き上げる。
そして小さな体を抱き込み、安心させるように背中をそっと叩いた。
とん…とん…とん…
ゆっくりとした一定のリズムと与えられる温もりに、見開いたまま固まっていた子供の目蓋が落ちる。
――――…あぁ、あたたかい…
その目が完全に閉じきる直前、
「ねぇ、かあさん…ぼくは、ぼく、だよね…?」
ぽつりと溢された小さな呟きに応えはなく。…ただ、さらりと髪を梳き撫でる手のやさしい感触が肯定してくれているようで、そっと微笑み眠りに落ちた。
*****
すぅすぅと静かな寝息をたてる子供の頬をそっとなぜながら、目を細める。
穏やかな寝顔――いまは幸せな夢を見れているだろうか。
――――忘れなさい。
目許に残る涙を拭い、子供の耳許でそっと囁く。
その拍子にふわりと彼女の柔らかな栗色の髪先が触れたらしい子供は、擽ったそうに身動ぎをして、けれども目覚めることはなく、胸元に擦り寄るようにしてまるくなってやさしい微睡みの世界の中。
そのあどけない様子に、自然と唇に笑みが浮かぶ。
眠りについて重くなった身体を己の腕の中から布団の中に移そうとして…服をしっかりと握りしめて話さない相手の手に気づき苦笑を漏らす。
その手を無理矢理ほどくようなことはせずに共に横になりながら、風邪を引かないように上掛けをしっかりと掛けて。
目許に落ちた子供の青みがかった髪を直してやり、右目の目蓋に触れるか触れないかのキスを落とした。
「苦しいことも、辛いことも…それは、みんな幻だよ。」
翌朝覚醒したら、夢の内容も先程の遣り取りも、すべて子供は覚えていないことだろう。
当然だ、…無いものを覚えておく必要などないのだから。
――――その痛みは、幻。ありもしない幻の傷。
忘れなさい。捨てなさい。
遠き、古き、まほろばの記憶は。
絶望と辛苦と悲哀の旅は、遠い記憶の果てに、既に終わりを得た。
…今度こそ、おまえは幸せになっていいんだよ。
(…骸、)
(俺の、)私の、かわいい無垢なる子…
ファントムペイン(幻肢痛)…失った体の一部が、あたかも存在するかのように痛むこと。
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