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あまりにネタすぎる夢だったので、今朝見た夢の内容を覚えている限り忠実に書いてみました(笑)

※注意
夢の内容がまんま、次回ジャンプのリボーン展開予想?モドキなので、2011/04/07時点までの連載内容を知らないとよくわからない状況からスタートします。
コミックス派の方はある意味ネタバレ注意ですかね~


それでも問題ない、管理人の妄想を笑って許せる方はどーぞ!




=======================


・ツナ、XXの構え→また一瞬正気に戻ったエンマが、無茶するな!逃げろ!とツナを止めようブラックホールから手を伸ばす
・がしりとその手を握って外に留めるツナ
・そのまま何かを以心伝心した2人が互いの手を握り締め直す(リング争奪戦・大空戦でザンザスとやったやつの片手版?)

・どうする気だ?!となる周囲
・そのままイクスバーナーを発射しようとするツナ
・ツナの大空の炎が繋がれた手を通して、エンマの中で暴走している大地の炎のエネルギーを相殺させながらブラックホールのみを吹き飛ばそうとする

・しかし、互いの炎の反発力で後方に飛ばされそうなエンマ
・絶対に離すものかと、ぎゅうっと握るエンマの手のを更に強く握り締めるツナ
・気合いをいれて叫びながらツナの炎の勢いは更に増して、炎エネルギーが広がり全てを包みこみ、画面ホワイトアウト

・視界が晴れたさきには、ボロボロになりながらも互いの手を繋ぎあったまま倒れているツナとエンマの姿が
・駆け寄り、無事を確認する獄寺たち
・気がついた2人は視線を交わして微笑みあう

・場面は変わり、一方そのころ
・デーモン対骸、対峙する2人
・ツナとエンマの戦いに決着がついたらしいことを察する
・これで残るシモンの戦力はデーモンのみ、自分たちの力は互角、あとがないがどうするのだ?とデーモンに告げる骸
・しかし余裕そうな笑みを浮かべてなにか企むデーモン
・攻撃を仕掛けようとした骸だが突然うずくまる
・骸に一体何が…!?



=======================



……こんな感じ!\(^q^)/

連載漫画らしい次週への引きまであるとか、なんというwww
突っ込みどころ満載だけど、「夢だから」の一言で全てを許してほしいです(笑)

てか、特に自分ではこんな展開を予想した覚えはないんだけど…無意識という意識による願望が↑コレだったのか?(笑)


【毒にも薬にもなない(笑)セルフ感想】
その①
まずそもそも、片手でつかんでる状態からどうやったら手を組み直せんの?という←
わざわざ組み直す間にエンマまたブラックホールにのみこまれちゃうよ!(笑)
なにより以心伝心ってなんじゃいな(爆笑)
…多分、超直感とジョット&コザァートの血の絆で何感じ取ったれ!っていうご都合展開w
手を繋いで~とか、ツナの炎で~とか⇒ここらへんはどーも今までのボス戦のやりとりのうちで、あきそらの印象に残ってるものがごった煮されてるのかなー…と自分を分析してみる。
ツナの炎で浄化された骸さんとか、手を組んで向かい合って零地点突破で封印されたザンザスとかのシーンが好みだったからなぁ。(懐かしい

その②
でもって、ラストの骸さんピンチ!
⇒これは明らかに管理人が、骸さんはなにかしらの形でデーモンに負けるシーンが絶対にあるはず!
そんで、ツナがみんなを救いにいく系展開になるんだよね(⌒∀⌒)
という認識でいる所為です(笑)
あきそらのイメージのなかだと、最近の骸さんはすっかり囚われキャラなので←
だって、囚われてるくせに拘束無視しておいしいところを見計らって霧とともに出現してまたすぐに退場していくのが骸さんってものですもんね!(※ほめてます)


…まあ、こんなとこで終わりにしときます(苦笑)

リボーンでマンガの続きを夢にみるとか始めてでしたww
よっぽどエンマとツナが仲直りできて浮かれてるんだなぁ自分(^^)
来週の続きが楽しみですね!ニコッ

【終わっとけ】




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こないだゴー●トハント一巻を久々に読み返していて、うっかりひばつなリボキャラ変換してしまいました。うん。ごっつ楽しかった。スバラシキかな妄想力(笑)
まいちゃんがつっくんでナルがヒバリさん(なのでこの場合某夢のお人は風さんかな。まあぴったり☆←)
他の人は別に誰を誰で変換したわけでもないのであれですが、位置的にリンさんは草壁さんでしょうか。初期は愛想悪くうつるんだけど徐々につっくん(まいちゃん)の人格が認められて打ち解けてく訳ですよ!(角が取れた後リンさん=十年後草壁氏、なかんじで)
んー…あとはー…他はそんな無理やり当てはめなくてもいい気もするので保留かな☆☆☆



・・・・・・・・・・。

☆の多さがうざさ満天ですね!(すみませんおそらくこの人ちょっと疲れているのでしょう。そっとしておいてあげましょう、そうしましょう。)

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 がばりっ
「OH!! やったぞ!」

 叫びながら勢いよく起き上がったのは金髪長身のイタリア人青年。普段は目蓋が半分下がり気味の垂れ目を大きく開き、淡いグリーンの瞳を喜びの色に輝かせてたその人物は、寝間着を着替えるのもそこそこに、部屋を飛び出していった。
 己の体験の興奮と喜びを早く誰かに伝えたかったのだ。




「どうしたの?! スパナ!」
 青年がドタバタと廊下を走っていると、少年が一人声をかけてきた。
 日本人にしては色素の薄い茶色い髪のツンツン頭に、飴色のドングリ型の大きな瞳。その目を更に大きくさせて何かあったのかと驚いている。
「ああ! ボンゴレ! きいてくれ、すごいんだ!!」
 声をかけてきた相手――ボンゴレこと沢田綱吉――にスパナはちょうどよいと駆け寄ると正面からその狭い両肩をがしりと掴んで言い募る。
 興奮のままにゆさゆさと揺すられて、綱吉の頭は首から上が取れてしまうのではないかというほどガクガクと前後に振れた。
「ちょ! スパッ、 止め…っ?!」
「素晴らしい! ほんとに体験出来るだなんて!」
「…や、 だ…からっ ちょ、と…まっ…!」
 興奮しているスパナは綱吉の制止の声に気付くことなく、口も、少年の肩を揺らす手の動きも止まらない。
 瞳を小さな子どものようにキラキラ輝かせて、言葉を続ける。


「ウチ、初夢にFUJIYAMA見たんだ!」


「………はあ?!」
 揺すられまくってぐちゃぐちゃの脳みそでそれでも何事かとスパナの話をなんとか聞いていた綱吉は、しかし予想外の内容に胡乱な叫びを返すのだった。

 ―――TAKAもNASUBIも出てきたんだ! 完璧だろう?
 揺すり続けていた肩からは腕を外し、今度は遠くの何かを見つめるように斜め上の天井を見上げて握り拳を震わせ嬉しそうに語り続ける。綱吉のあきれたような視線に気付いていないのかあるいは気にならないのか、その喜びようはⅩBURNERについて語っていた時と同じようだ。
 つまるところ、日本の正月初夢の縁起物『一富士、二鷹、三茄子』を見たと喜んでいるらしいスパナ。日本文化オタクである彼には、実体験できたことが余程嬉しかったらしい。
 新年早々、朝早くからパジャマとナイトキャップ姿で騒いでいるスパナに何事かと心配していた綱吉にしてみれば、何事もなくて良かったと思うべきか人騒がせなと怒るべきか。遠い目をしてとりあえず「よかったね」と答えた綱吉の隣で、スパナはひとり正月のうんちくを語り始めた。
(……初夢、かぁ。)
 スパナのうんちくを半分以上聞き流しながら時折適当に相づちをうってやる綱吉、その彼の初夢もまた、スパナの初夢も同じように山も鳥も食べ物もでできたある意味では『一富士』のそれではあった。
ただし綱吉の場合は………


一噴火山、二雲雀、三パイナポ


であったが。
縁起良いとはあまりにも思えないその品揃えに今年も先行き不安な綱吉だった。


暗殺部隊のボスの顔をした山から憤怒の炎が噴火し、かとおもえば鳥じゃないほうの雲雀が空から降ってきて某口癖とともにトンファーをくらい、暗転した先で特徴的な笑い声とともに青い南国果実に暗闇のなか追いかけられる夢をみて目が覚めた綱吉の元旦(笑)

今年もよろしくお願いします!

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  *****

同日11:00。子供達が完全に寝付いたのを確認してそっと部屋に忍び込む影一つ。重量に逆らって天井に向かう髪の毛のシルエット――綱吉だ。
暗闇の中、ごそごそと手元を探りこっちがフゥ太ので…こっちが…と声を殺しつつ確認するのはサンタクロースからの贈り物である。
明日の朝、目を覚ました子供達が枕元のプレゼントに喜びの声をあげるのを想像すると笑みがこぼれる。
綺麗にラッピングされたそれには一人一人の望みに合わせて異なる品が納められている。ランボには戦隊物のキャラクターの人形(ヒーローの方ではなく怪人のほうだった)(…あいつ何でか悪役が好きなんだよな)、イーピンには女の子らしく可愛らしい人形(いま巷で女子に人気のキャラクター物だ。確か京子ちゃんとハルが同じシリーズのストラップを持っていたと思う)。フゥ太には揃いのニット帽と手袋(いつも着けているマフラーと合いそうなデザインだ)。
どれも今日の日の為に綱吉の母親がこっそり用意した物である。奈々はよく気の利く人で、“サンタへの手紙”など書くまでもなく普段の子供達の言動から欲しいものは把握していたようで、こういう時にあらためて母の偉大さに感心してしまう綱吉だった。
そういえば綱吉も昔からクリスマスに貰うプレゼントは誰にも言っていなくても当時一番欲しいものが贈られていたものだった。(だから当時は本当にサンタクロースはいるのだと信じていたくらいだ)

(……まあ、大抵の家庭ではサンタクロースの正体はお父さんなわけだけど…。)

それでいうなら幼い頃の綱吉にとって『サンタさん(おとうさん)』は奈々であり、今、子供達の『サンタさん(おとうさん)』は綱吉自身と言うところか。それもいいな、なんてふと考えて少々照れくさそうに笑う様は本人に自覚はないが中学生にしては不似合いな父性愛が滲み出ている。

…多分本人は自分自身もまたサンタクロースからプレゼントを受け取る側だということはすっかり抜け落ちてしまっているのだろう綱吉は、翌日自分宛に届いている幾つもの贈り物に仰天して。



――――そしてそれから、年相応の笑顔で照れくさそうにはにかむのだ。





その後すぐに贈り物の品々の相場額を知って目を回すことになるのは…また別の話。
(こ、こんなの貰えないよ~~っ!!)

クリスマスからだいぶ遅刻気味ですがなんとか小話完。
ちびっこ達のお兄さんなツっ君が好き!さらにはちびっこ達のお父さんなツっ君もいいとおもうの!
でもやっぱりツっ君もまだまだ子供なんだからこーいう時には大人達がうんと甘やかしたがるといいとも思います。
ちなみにツナに届いたプレゼントはママンからは勿論九代目やディーノさんを筆頭になんか凄く豪華なものが混じっているわけです(笑)
そして…ツナの頭の中では端からカウント外なかわいそうなパパンなのでした(苦笑)

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居間の入口から聞き慣れた叫び声が飛び込んできた。見れば廊下から居間を覗き込むの綱吉の姿。首にタオルを巻いた格好で、丁度風呂上がりに通りかかったところのようだ。

「ったく、…どうせまたランボが原因なんだろ~? …ん、しょっ…と!」
「あーーーっ!! はなせ~!このっ ツナぁ!!ランボさんをはなすんだもんね~っ!!」

呆れたようにため息を吐きながら居間に足を踏み入れると、綱吉はちょろちょろと走り回り続けているランボが近くに来たところで脇の下に手を差し入れて小さな体をひょいと抱え上げてしまった。
ランボはじたばた暴れるものの、しかし成果は二本足としっぽとがぶらぶら揺れるのみ。

「ありがとうツナ兄!」
「あぁフゥ太。もう9時だぞ、…ほら!ランボもイーピンも、何が原因かしらないけど、ケンカは終わりにしてはやく寝ろよー!」
「うぅ~このダメツナめがぁ~!ツナなんてたのまれたってランボサンタ様のトナカイにしてやんないもんね~だっ」
「あっこら!暴れるなランボ!…あで! 鈴をぶん回すなっ!つーかダメツナ言うなよな!」

子供達にもう就寝するようにと注意する綱吉の腕の中で、尚もランボは暴れ続け、ついには持っていたリボンを回して綱吉の頭に鈴をぶつけだした。
綱吉はあわてて腕を伸ばして距離をとり、イーピンがランボを叱る。

「乱暴、駄目!ランボ悪イ子!!」
「そ、そーだぞっ!悪い子のところにはサンタクロース来てくれないんたぞ!」

ちゃんと友達と仲良くして、早寝するよいこじゃないとサンタクロースはプレゼントくれないんだからな!

そう言ったとたんに、ぴたりと暴れるのをやめる。
「ら、ランボさんは、いいこだもんね?! ケンカなんかしてないし、プレゼントのひとりじめもしたりしないよいこだもんね!!」慌てて“よいこ”を主張する子供の言葉に(…そんなこと考えてたのか。)とジト目になりつつ、一つ大きく息を吐くと、綱吉はランボを下ろしてやる。

「はぁ。…三人とも今日はもうケンカはなしな?歯磨きはもうしたか?…ん、よし! ちゃんとあったかくして寝るんだぞ?…それじゃあ、おやすみ!」
「晩安、綱サン!」
「おやすみ!ツナ兄~」
「ばいぶ~!」

すっかり板についてしまった就寝前の確認をして子供達を見送る。どたばたと駆け足で去る後ろ姿に、「…あ、」言い忘れを思い出して投げかける。

「トイレも忘れるなよ!」
「わかってるもんね~!」


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12月24日。クリスマス・イブの夜、沢田家では居候の子供達がどたばたとはしゃぎ回っていた。
シャンシャンッ シャンシャンッ
ランボが走るその度に、大きく振り回されるその手に持った赤いリボンに結ばれた鈴が高い音色を鳴らしている。

「へへ~ん♪ オレっち、サンタだもんね~! イーピンとフゥ太はトナカイにしてやるぞー!よろこべーぇ!!」
「え~~!?やだよ~!ボクだってサンタさんがいいよー!」
「ランボ、我儘駄目っ!」

夕食の片付けも終え、すっきりとしたテーブルの上に仁王立ちして胸を張るランボの科白にフゥ太とイーピンは不平を唱えた。しかしランボは口を横に大きく広げて歯を見せると、

「イーっ!だもんね!ランボさんがサンタったらサンタなんだもんね~っ!!
 オレっち、サンタだからプレゼントはみーんなランボサンタ様のものなんだもんね~♪2人はヒヒーンッてランボサンタ様のソリをひけばいいだじょ!」
 オレっち~サンタ♪イーピンはトナカイ~♪フゥ太もトナカイ~♪

そう言ってガハハと笑いながら自作の歌を歌い居間中を走り回る。
そんなランボの態度にますます憤然としたイーピンが後を追い、そのままおいかけっこのはじまりだ。
「もう!…せっかくのクリスマスなのにいつもこう(ケンカ)なんだからぁ」その様子を困ったようなあきれたような膨れっ面で眺めながら、フゥ太はため息をついていると。

「わっ なに?またケンカかー?!おまえら」



続きます。
終わらなかったけど眠いのでいったん切ります。

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結局りぼたん間に合いませんでした。
アニリボのリボーン先生の回想があまりに(少なくとも私には)リボ→ルチェだったので、今年は身体は赤ん坊頭脳は大人なリボーン先生の為にリボルチェ+虹sな生誕祝話にしようかと思ったのですが………まだ出だししか書いてないのである。

すみません、リボーン先生!
お誕生日おめでとうございます先生!
これからもツナの一番の先生でいてね!
そろそろ可愛い教え子(ツナ)にも先生の口からアルコバレーノの秘密を聞かせてあげてほしいのなー!と山本風にお願いしてみる。だってぶっちゃけリボーンってもっさんが大好きだもんね。
もうすでにリボーンの誕生日にかこつけていろいろくっちゃべってるのでついでによい機会なので語っちゃえ!

ということで、以下リボ語り的な駄文。
あきそらが密かにプッシュするリボとだれそれなCPな話とかもあるかもですよ!
それでもOKなかたはどうぞー。

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『今日は特別な日だから』
そう言って女は微笑んだ。食卓に並ぶ品は普段よりもひとつふたつほど質が良く、ささやかながらも飾り付けられた室内も何処か明るいく暖かにみえる。やがて家の戸を優しく叩く音がして、客の訪れを報せる。耳に馴染んだ鈍い音を軋ませて開いた其所からは、やさしげな眼をした男が顔を覗かせ、自分の名を呼びながら腕(かいな)を広げて笑む。その中に包まれて抱き締められて頬にキスを受けて、それから渡される綺麗な紙と柔らか帯に覆われた包み。そして――――







ぱちり。
目蓋を持ち上げれば、薄い肉壁に塞がれていた赤色が空気に触れる。その赤の視界に写り込むのは白い天井と光を反射するシャンデリア。沈み込む背中の弾力は馴れた革のもので、土足の脚で乗り上げた卓上には琥珀色のグラスが一つ。
瞬きひとつの間もなく現状を思い出す。現在地はボンゴレヴァリアー本部、その指令室。ちらと視線だけで時刻を確認すれば、そろそろ部下達が仕事を済ませて帰ってくる頃合いだろう。どうやら報告を待つ合間に少々寝入ってしまっていたようだ。
暗殺部隊のボスなどといっても平和なもので、自ら手を下す事などそうそうなく部下の報告を受けたり書類にサインをしたりとつまらない事務仕事が主である(それもXANXUSが目を通すのは幹部クラスの分のみ、それ以下はその幹部連中に押し付けているので尚更だ)。
今のように報告を待つ時間ほど無駄かつ暇なものはないが(ヴァリアーの任務に『失敗』などというものは存在しないのだから)、上司たる自分は報告を待たねばならぬ義務がある。
持て余した暇を潰す手段など銀色の部下に物を投げつけるか寝るかのどちらかで、だから彼にとっては居眠りなど些末なことのはずだったのだが…

――――チッ、

行儀悪く舌打ちをしてXANXUSはもとから鋭い眼をさらに細める。
目覚めが好いとは言い難く、しかし八つ当たるにもその対象が今は傍にない。

(…カスが!!)

任務でこの場にいない相手に役立たずめと毒づく。上司の中で標的としての認識が確定されてしまっている剣士にしてみればまったくもって理不尽な怒りである。
当たる相手もなく仕方がないと代わりにむしゃくしゃした気持ちのままにグラスを煽る。しかし氷が溶け薄まったそれは温く不味い。気分は更に降下した。

「……………、くそったれ、」

額に落ちる前髪を乱雑にかきあげ吐き捨てるように呟いてみるも、それは普段の彼と比べればなんとも弱い響きをしていた。

馬鹿馬鹿しい――あんな夢など、その一言に尽きるではないか。

そのはずなのに、脳裏には夢の残り火が燻り、望みもしないのに無意味に意識を寄らせようとする。
下らない女。そんな女のもとで下らない妄言を信じきっていた下らない子供。…それは、塵も残さず燃やし尽くし葬りさった下らない過去ではあるが、その灰の記憶の中にすらあんなものは存在しない。
あの場所での暮らしはささやかな祝いのためにできる出費の余裕などあるはずもなく、その日に子供を訪ねてくる男などそれこそ夢物語。(居もしない父親なんて、来れるはずもない)
(だが、“今日は特別な日だ”…それは確かにあの女がその日になれば必ず口にした言葉ではあった――偉大なるボンゴレ九代目との子供を授かった特別な日だ――と、物心がついた頃から繰り返し。)
大体、自分だってあんなガキのままごとのようなもの、けして望んでなどいなかった。ボンゴレ十代目になるべき男ならばこんな掃き溜めのような場所などではなく相応しい場所で立場に見合った盛大な祝いを受けるものと思い、そしてボンゴレに引き取られてからはその様に扱われてその日を過ごしていたのである。

だから、あんな風に自分の生まれた日を祝われた覚えなどないはずで。
――――あんな風に祝われたかったなどという馬鹿なこと、あるはずがない。(夢は願望を写す、なんて!!)

夢の影を振り払うように己に言い聞かせていると、見知った存在が近づいてきたことに気付き意識を平静に引き上げる。
足音もなく気配もないのは暗殺者として当然のことであるが、しかしそれでも察することができるのは自分の実力故か、それとも相手の修行不足か。まあそれ以前に――

「う゛お゛ぉぉぉい!!帰ったぜぇ―――、っ!!」
ガツンッ … カシャ、ン。

ノックもなしに扉を開けた銀色の剣士の額に、入室と同時に手元のグラスを無造作に投げつける。
――…それ以前に、この夜中という時間帯を考慮に入れない騒音が問題である。(暗殺者ならもっと静かにひっそり行動してみせろ。)
そんなことを考えつつ先程できなかった八つ当たりも兼ねて挨拶がわりの嫌がらせを実行するXANXUS。
一方スクアーロは、上司の挨拶がわりの暴力に毎度のことながら一応何すると文句を言いつつ、しかし投げつけられたものが空のグラスであったことにおや?と思った。普段ならばブランデー入りのまま投げつけられて髪がベトベトになるか、あるいはグラスではなくボトルが飛んでくるのだが。
まぁ受ける側としてはレベルが軽度なことに文句などないと、気にせず本来の目的(任務報告)を果たす。

「――――とまぁ、以上だぜぇ。特に問題もなく任務終了だぁ。」
「ふん」

そういって報告を締めくくるスクアーロにXANXUSは当然だと鼻を鳴らす。
下がれと無言で示せば、去り際に「あぁそうだぁ…」ヒラリ、小さな封筒のようなものを投げ渡される。

「?」
「せっかくだから行ってやれよぉ。…たまには素直になってなぁ」

封筒を開けながら言われた内容に、中身に目を通してすぐさま今度こそブランデーの瓶を投げつけた時には、銀の背中は一瞬の差で扉の向こうに消えたあとだった。

「…カス鮫め。」

チッ、と本日何度目かの舌打ちをして封筒に納められていた一枚のカードを放る。
磨きあげられたデスクの上を滑るそれは、達筆な字で一言添えられたバースデーカード。


――――Buon Compleanno. Mio figlio.


九代目からの、(父親から息子への、誕生祝いの招待状)。





毎年、欠かさず送られてきたカード。贈られてきた言葉。(氷の揺籠で、眠りにつくその前も…その後も。)
一度も返されなかった返信、それでも変わらずに。(不器用に)(暖かに)



遠いあの日、
こどもが、
望んだならば。


答えていれば、
迎えられたのだろうか。

寒さに(孤独に)震える幼い身を、
あたたかな腕で包み込んで。



(それは、いまでも?)







――――それは、いつまでも。


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これはMEMOのほうに載せた話の補足という名のわるあがきです。
あまりにもカオスな話なので補足もかねて自己満足に骸語りをしちゃいますよ!


⇒六道骸の精神分析

骸は、輪廻の記憶と幼少期の経験がせめぎあいながら共存することで狂気となって心の一番深いところを占めているんじゃないかなと思います。
血色の闇。真っ赤な狂気のイメージ。
彼はその狂気を自覚していて、それこそが自分の本質であると信じている。その上で狂気を飼い慣らしている…それが自分の精神世界だと思っていて、外には作った自分を出して誰をも欺いている。
――というのが、骸本人の自己分析で、けど本当は違うんですが。
自分のなかの優しさや弱さを自覚しないために自分で自分にフィルターかけちゃってるんですね。


⇒そんな骸を前提にした場合のむく→つな

そんな(↑)骸さんなので、この骸は綱吉に対して「ボンゴレ十代目を介してマフィアへ向ける憎念」と、ごく普通の幸せを享受してきた綱吉個人に持っている羨望と嫉妬に近い嫌怨がまぜこぜで、自分と同じような苦しみを味わせたい、自分と同じように狂ってしまえ――って思ってるのです。
でもそれを駄目だ!って言うもうひとつの心に気が付く…ていうね?(疑問系?!)
穢したいけど、そんなこと許せない許されない、って。
…まぁ何て言うか、骸さんはなんのかんの言いつつ綱吉を聖視している部分があるんですよ!(力説)
そもそも、『自分と同じように』っていう思考にこそ、骸の綱吉への気持ちが現れているわけですが、骸の綱吉への愛(…)には、綱吉に自分同じところまで堕ちてきてもらいたいか、逆に本当は自分を綱吉のところまで引き上げてもらいたいかという願望があって。
それってどちらにせよ結局のところ、綱吉と同じところに立ちたいわけなんですが。
自分が綱吉と同じのところまで上がれる資格はないと考えがあって、ならやっぱり綱吉を自分のところまで堕としてしまうしかないと思う。…でも、それは嫌だ! というかんじになるんです。

そんな神聖視と愛憎渦巻く複雑な気持ちで、どっちつかずで曖昧な気持ちがぐるぐるしてる骸さん。
でもそれはあくまでも骸の内面での話であって、彼はそれを外には出しません。
綱吉に対してはいつでも格好良くて皮肉げな本心の掴めない男・六道骸なのです。


⇒つまり、結論として

我が家の骸は、結局綱吉に対してずっとツンデレお助けキャラに徹するんですよ、というはなし(えぇぇー?)

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とか妄想してる今日この頃。
…あれ、面白いよね!

悪魔よりも悪魔らしい、時期魔王になつかれた最強の不良…凶悪非道で容赦ないのに一本芯が通ってて独自の正義?…てか信念?を持ち、そしてどこかとぼけててかわいらしい…
男鹿くんってまるで雲雀さんみたい!

…というわけで、REBORN!でパロる妄想キャスティング~

■男鹿くん→雲雀さん
■ベル坊→ツナ
■ヒルダさん→ラル
■アランドロン→家光
■魔王の親候補たち
・黒曜の骸
・ヴァリアーのXANXUS
・ミルフィオーレの白蘭
・アルコバレーノのリボーン

雲雀さんをキラキラした目で見つめるしょたツナとか
ツっ君の頭なでて「泣くな」っていう男前な雲雀さんとか
ラルに「使えん奴め」と言われるパパンとか見たいのでこの配役。
ちなみにベル坊がツっ君なので、大魔王はプリーモ様です(笑)
まだ古市くん役にあうひとがいないんだけど…うーん。
何かあれば雲雀さん(男鹿くん)に頼られて、彼のボケにつっこめる度胸のあるやつ…草壁さんでもいいんですが彼ではつっこみ力不足…誰かいいツッコミ役はいないかな?


あ、あと下の続きは書きません。
だって既に本誌様が素敵無敵展開をお届け済みですからね!(てか、予想全然外れまくってて恥ずかしい…/笑)

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