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ショックのあまりフリーズしていた九代目だったが、直ぐに正気にかえった。
綱吉があんな言葉を覚えてしまった原因なんて1人しか思いつかない。くる~り、と息子へと顔を向ける。

「――――…XANXUS」

静かな声音でその名を呼べば、赤い瞳を斜に構えて九代目を見返して「あぁ?」と返事を寄越してくる。

「少し話があるんだが、いいかね。」
「――はぁ?」

掛けられた言葉に少年は元々寄っている眉間のシワをさらに深くして眉をキリリとつり上げる。
…何も知らない者からみれば、彼のこの対応は話を聞く気がない喧嘩腰の柄の悪い返事としか思えないだろうが――実は本人的には『話ってなぁに?』と小首を傾げて訊くようなニュアンスの科白だったりする(とてもそうは見えないけれど)。
少年の言動を正しく読み取ることが出来る者は彼に親しい者でもそう多くないが、その数少ない内の1人である九代目は今回もその意味を正しく読み取って、無言で頷いた。
そして今度はその場で屈み綱吉と視線を合わせると、優しい笑顔で話しかける。

「――と、いうわけで綱吉くん。私とXANXUSは大事なお話があるから、先に行っていてくれるかね?」
「? うん、いーよ!」
「奈々さんも待っているだろうから私たち来なくても先に朝食にしてくださいね?」
「は~い!」

九代目の言葉に、綱吉はよいこのお返事を返す。
朝食はなるべく席をともにするようにしている彼らだが、仕事柄突発的に予定が入ることもよくあることなので、綱吉は一緒に食事はできないと言われてもあまり気にならない。
むしろ子供の健康的なお腹は元気に空腹を訴えていたのでその気持ちは簡単に今朝の朝食のメニューへと傾いているようで、「またこんどいっしょにたべよーね!」そう言うと綱吉は九代目達の様子を気にする素振りは一切見せずにパタパタと廊下の先へ駆け足で去っていった。

その小さな後ろ姿を見送って、九代目は改めてXANXUSに向き直る。
そして一言、告げた。

「でていきなさい。」

問答無用で捻じ伏せる
(横暴?いえいえ、ここのルールは私です。)



別に追い出すわけじゃありません。一応社会勉強という名目は用意してあります。
でも本音はつなよしくんに悪影響だからだよ!(マフィアがそれをいうか)

NEXT→胸の中にか空の上にか
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